山ちゃんの 子育てコラム集
「山ちゃんのブログ」に掲載した【子育てコラム】を集めてみました。
71 おこだでませんように 05/27/2014 22:44:00
「いつでも、どこでも、だれからも怒られているぼく。みんなから乱暴な子とレッテルを張られています。
何をしてもお母さんや先生から“また、悪いことをしたんでしょう”と怒られるだろうと思ってしまうぼく。
ぼくは、ある日七夕の短冊に、心の叫びを書きました。」
子どもたちは、その時々で揺れ動く心があります。そして、どの子の心にも(ぼく)のような心があります。
「私たち大人こそがとらわれない素直なまなざしを持ち、子どもたちの心の中にある、祈りのような思いに気づくことができますように。」と原作者は訴えています。
子どもの心を色眼鏡で見つめないで欲しいと願っている絵本です。
72 清潔 05/28/2014 23:10:00
幼い子に清潔のしつけをするのは、難しいです。そこで、きれいにする、清潔にすることを五感を使って教えることが大切です。
汚れた手を洗う前と洗った後を比較させて視覚的にきれいになったことを見せる。
また、きれいになったときの快感と汚いときの不愉快さの気持ちを育むことも必要です。部屋の片付けや机の上などきれいになった状態をじっくりと見させて、「きれいになると気持ちがいいねえ」と美しさを楽しむことです。
また、清潔についてのしつけは、発達段階に応じて教えることも必要です。3歳児は手洗いや歯磨きなど手本を見せて指導する。
4歳児は、技術的な能力もついてきますので、鼻をかむ、手の届かないところの洗い方など細かなアドバイスが出来ます。
5・6歳は気分によって左右されます。
時間を決めて取り組ませたり、何が上手になったかを具体的にほめて、めんどくさくなる気持ちを無くすように心がけます。
幼い時期から清潔のしつけをする方が効果があり。大きく成長した時よりも指導が楽になります。
清潔感は、自然に身に付くものではありません、根気よく無理をしないで毎日続けることがポイントです。
73 非行 05/30/2014 22:52:00
非行に走ってしまう子どもは、その生い立ちに要因があります。
「愛されていない」「ほめられたことがない」「認められたことがない」と感じて育つと、だれに対しても心を閉ざし、
人への不信感、反抗心を持った子どもに育ちます。
子育てをしているときに時として、子どもに言っては行けない言葉を発してしまうことがあります。
「我が子とは思っていない。」
「私とは性格が違って理解できない。」
「私には手に負えない。勝手にすれば良い。」
「あんな子どもに育てたことはない」
と決して冷ややかに語ることのないようにお願いします。
74 うその原因 05/31/2014 20:31:00
何がどうなったのか、その結果に特化して教師や親は叱ってしまうことがある。
子どもも大人も、怒られるのが大嫌いである。だから。怒られることを強く恐れている。
うそをついて叱られることが続くと叱られないで済む方法や言い訳を考えだす。
それでもうそがばれてしまうともっとうまい言い訳や言い逃れを考えるようになる。このようなことが続くと、上手にうそをつく方法を学んでしまう。
つまり、激しく叱ることが子どもにうそをつくことを教えてしまうことになる。
75 我が子を知る 06/01/2014 21:43:00
我が子に対して立派に育って欲しいとだれもが思うのが親心です。しかし、思い通り子どもは育ちません。
ベテランのお母さんもそれぞれの年齢で悩んできました。
大切なのは、我が子がどのように成長してきたか「昨日」「今日」「明日」を知ることです。
寝返りをした時や歩き始めた時、歯が生えた時は覚えていますが、ある程度成長して、自分でトイレに行けるようになった時期、
一人でお風呂に入れた時期、自転車に乗れた時期、逆上がりが出来た時期など成長の状況に関心がなくなります。
それぞれの時期の状況を知ることで、必要な環境や支援も考えられます。
先生は、家庭状況を詳しく知りません。お母さんは学校ことを詳しく知りません。
学校と家庭が情報を共有して、子どもの興味・関心・健康・生活態度などを知れば、
伸ばすところ、足りないところ、変えなければならないところなどが見えてきます。
その結果、何をどのようにすれば良いのか分かってきます。
76 親離れ 06/02/2014 22:50:00
親離れとは、空間的に親とはなれて距離をおくことではなく、親に知られたくない自分だけの世界を築いていく心の発達段階です。
親や大人に知って欲しくない自分だけの心の世界は壊れやすく、傷つきやすいものです。
自分だけの大切な心を愛する、自己愛が高まる思春期は、相手が自己愛を大切にしてくれるかどうか最大の関心事になります。
思春期の子を持つ親は、反抗的で生意気な態度を取っている内面には、
ひ弱で不安定な心を抱えていることを理解して、子どもの秘めた思いを受け止める努力が大切です。
77 要求は全て通らない 06/03/2014 23:25:00
「子どもの人権」「子どもの自己決定」の言葉を最優先してしまうと我がままな子に育ってしまいます。
選ばせる必要のないことまでも子どもの意見を聞くことがあります。
食事や買い物などで子どもの希望を聞かないで親が決める、子どもに選ばせないことを体験させます。
全て子どもに選ばせるのではなく、一部は子どもに従わせる場面を残していくことがポイントです。
自分の要求が通らない経験をさせることは、子どもの将来に必ず役立ちます。
我慢することや約束を守ること、従うことなど大人になるまでにいろいろと経験させることが大事です。