子育てコラム

山ちゃんの 子育てコラム集

 「山ちゃんのブログ」に掲載した【子育てコラム】を集めてみました。

21 家族の支え 04/06/2014 19:35:00

「大きくなったら、私は俳優になる」「僕は、◯◯戦隊レンジャー」などと子どもの夢は多種多様。時には首を傾げる夢を持っている子もいるけれど、みんなしっかりと受け止めることが大切です。夢は諦めないで持ち続けることが夢に近づく最短距離です。挫けたこと、諦めたこと、後悔したこと、希望が叶った喜びなど人生の先輩として、子どもの成長に応じて語って下さい。歩むことを諦めた時こそ、家族の支えや励ましが大切です。何度挫けても力強く立ち上がる心の支えは家族ですから。

22 持続力 04/07/2014 21:30:00

 直ぐに諦めたり、何事も三日坊主で終わる子どもよりも持続力を持った子どもに育てたいものです。持続力を付ける一つの方法として、毎日短時間で簡単に出来ることに挑戦させる取り組みがあります。食後の後片付け、靴の整理、ペットや花の世話、一日一行日記、部屋のゴミ集めなど子どもの発達段階に応じた課題に挑戦させることです。はじめに、なぜするのかを説明して納得させて下さい。そして、最初にやり方を教える。少しでも達成出来たら、誉めることを忘れないで下さい。幼い頃からこのような取り組みをさせることで子どもは自然に持続力が身に付き、自信を持ちます。但し、習慣化されるまでは、お母さんとの根気比べが不可欠です。最初は大変ですが、小さい頃から取り組むと後が楽です。いきなり難しいことを長期間に設定するのではなく、先ずは、3日間、1週間、10日間と期間を限定することも大切なポイントです。

23 集中して聴く 04/08/2014 21:19:00

「うちの子は、何度言っても聞いてくれない!どうしたらいいのでしょう。」答えは簡単、お母さんか「人の話を聴かなくても良いよ」と教えていることを止めることです。子どもが聞かないので繰り返し言うことで、子どもはいい加減に聞いていても、お母さんは何度でも言ってくれると安心しています。改善するには、子どもと目を合わせる。目が合ったら「一回しか言いません」と前置きします。子どもが聞いていることを確かめたら必要なことを話しましょう。また、「今お母さんは、何を話したかなあ」と復唱させることも効果があります。子どもとアイコンタクトを取らないで話した時には、子どもは話を聞いていないことがよくあります。

24 持続力を付けるポイント 04/09/2014 21:07:00

 毎日の生活ルールなど、簡単なものでも長続きしないことがあります。約束したことを最初は張り切ってはじめても時間の経過とともに張り切る力が消えてしまうのはなぜでしょう。それはゲームと違って緊張感や達成感へのインパクトが少ないからです。身についていることはやらないと違和感を覚えます。身についていないルールなどは消えてしまいます。そのためには、がんばる意欲が薄れる頃に誉めたり、ご褒美(シールなど)を与えるなどして緊張感を持続させる工夫が必要です。毎日口うるさく注意したり、思い出した時に注意するのではなく、計画的に意図的に注意するほうが効果的です。子どもの様子を把握することで支援するタイミングが見えてきます。

25 約束 04/10/2014 22:07:00

 我が子との約束事は、しっかり守らせようとしますが、子ども同士の約束事は軽く扱うことがあります。子どもは一人でも多く友だちを増やそうと昼休みや下校時に遊ぶ約束をしている姿をよく見かけます。我が子の帰宅後に親子で外出しようとすると、「◯◯ちゃんと遊ぶ約束をしたの」との返事。「出かけるのだから仕方ないでしょ。断りなさい」の一言。子どもは、断った後のことをすごく心配します。子どもの世界は、大人の想像以上に厳しいところです。相手に傷つけない断り方や約束の仕方などを教える良い機会です。

26 勝負の世界 04/11/2014 22:46:00

 ジャンケンやカードゲームなど、ルールに従って勝負をするのは楽しいものです。小さい子どもは、勝負に負けた時にふてくされたり、泣いたりすることがあります。大人は、子どもが負けたらかわいそうだとわざと負けることがあります。優しさからの行為だと思いますが、子どものためになるのでしょうか。これから成長していく過程で、常に勝負に勝ち続けることはあり得ません。負けても悔やんだり落ち込んだりしないで、次にがんばろうと心を切り替えることが大切です。そのためには、「負けた時にどうするの」と事前に本人に心構えを答えさせることです。そして、負けてもがまん出来れば、「すごい、負けても泣かないで次にがんばろうとしている」としっかり誉めて下さい。子ども同士では、負けは負け、勝ちは勝ちと許されないシビアな世界がありますから。

27 声の高さ 04/12/2014 18:54:00

 子どもが高い声で泣き叫んでいる時に、母親もそれ以上に甲高い声で叱っていることがあります。母親が高い声になると子どもはそれ以上に高い声を出します。例として、子どもが騒いでいる時に、先生はその騒ぎ声以上の大きな声で注意をします。その結果、余計に教室が騒がしくなります。騒がしくしている時に先生が、口パクだけしていると、「先生何か言ってる」と急に話すのを止めて先生の話を聴こうとします。高い声よりも低い声の方が理性を感じ、自分だけに語りかけていると受け止めます。この事から子どもを叱る時や大切なことを伝える時には、低くて穏やかな声の方が効果があります。子どもに注意する時は、3回深呼吸して、意識して低い声を出して下さい。今、自分はどの程度の声の高さを出しているのかを意識すると、子どもとのコミュニケーションが上手くなります。

28 手伝わないで 04/13/2014 23:22:00

「もう、だめね。お母さんがやってあげるから」と子どものするべきことをやってしまうことがあります。子どもは、親の腕を払いのけて自分でやろうとします。「あなたは、まだできないのだから、かしなさい」と言って母親が代わりにすることは、結果として子どもの学習の機会を取ってしまい、あなたには出来ないと自尊心と意欲を失わせています。身の危険なことや高価で貴重なもの以外でしたら、多少の失敗も覚悟でやらせてみせることです。「もう、勝手にしなさい」と手放すのではなく、「困った時には、お母さんはいつでも手伝うから、お母さん手伝ってと声をかけて」と言ってじっと待つことです。がまん出来なくてやりたい気持ちを抑えながら、少しでも達成出来たら(25%程度)「出来てるね」と賞賛して下さい。多少の未完成でも、自分で出来たときの達成感は大切で精神的な成長につながっていきます。

29 電車のマナー 04/14/2014 21:42:00

 電車のドアが開いた瞬間、5歳位の子どもが車内に飛び込んで来て、座席の確保。その後に悠々と母親がその席に座る。一瞬家庭での社会的なしつけはどうなっているのかと思ってしまいます。
 乗り物は子どもにとっては社会的なマナーを身につける絶好の機会なのです。先進国では、子どもは料金が配慮されているため、座らないのが当たり前のようです。 日本はこれほどではないですが5歳以上になると、高齢者や体の不自由な人、妊婦の人には席を譲ることを身につけさせたいです。
 そのためには、小さい頃から座席に座るのが当然との考えを持たせないことです。 子どもと一緒に乗り物に乗る時に、座席に座ることに関心を示さないことです。 そして、日頃から電車に乗る時のマナーなど、しつけの積み重ねが、社会性を身につけた大人になります。

30 泣いても教育的無視 04/15/2014 23:31:00

 おもちゃ売り場で子どもが泣き叫んでいる風景を見たことがあります。これは、子どもは、おもちゃ売り場で泣くとお母さんがおもちゃを買ってくれることを学習してしまったからです。過去に子どもがお店で泣き叫んでいるとき、周囲のお客さんに迷惑だと思って買ってしまったことがあるのです。
 この行動をなくすためには、
①おもちゃ売り場に行かないこと
②おもちゃ売り場に近づいても、おもちゃを買わないことを事前に約束させること
③泣き出したら、完全に無視すること(根負けして買ってしまうと、子どもはもっとエスカレートして泣く、暴れることを学習します)
④少し泣き止んだら、がまんしたことを瞬時に誉めること
⑤又は、泣いている時に関係ないことを尋ねる「バナナ何処に売ってたか知ってる」などおもちゃ以外のことに気持ちを紛らわせる。
挑戦してみて下さい。

 

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