子育てコラム

山ちゃんの 子育てコラム集

 「山ちゃんのブログ」に掲載した【子育てコラム】を集めてみました。

41 幼児語 04/26/2014 23:27:00

 乳幼児がはじめて「マンマ」と言葉らしい言葉を耳にすると感動する。
 言葉を話さない時から、お母さんが子どもに常に語りかける事で子どもは言語刺激を受けて言葉が出る。 幼児期にお母さんは嬉しくて、子どもの幼児語をオウム返しに使ってしまう。はじめてのコミュニケーションにおいては、有効な手段である。
 ただし、子どもの愛らしい言葉にいつまでも浸りたい気持ちは理解出来るが限度もある。 3歳頃を過ぎても、子どもの幼児語を親がまねして使うのは問題。 「おちっこ」「でんちゃ」と言っても大人は、正しく「おしっこ」「でんしゃ」と答えることが大切。 日本人のコミュニケーション力が問題となっている今日、早期に大人としての言葉使いを身につける必要がある。

42 どうして 04/28/2014 22:57:00

 お母さん「あれは何」「どうして」「なぜなの」と質問をする。
 その質問に答えるのか、「もううるさいわね」と封じ込めるかで、子どもの知的好奇心の発達を左右する。 「どうしてお父さんは赤ちゃんを産めないの」などの質問に対して、「お父さんは男だから」と答えたいけれど、その解答では子どもは納得しない。
 質問の内容によっては返答に困る場合がある。子どもへの説明は、必ずしも正確に答えなくてもよい。 子どもがある程度理解する内容でよい。どうしても分からない時は、お母さんも「どうしてなんでしょね」と正直に答える方がよい。
 そして、お母さんが人に聞いたり辞書で調べたりすればよい。子どもは、 その時のお母さんの姿から、調べる方法や勉強の仕方などを学ぶ。

43 手伝い 04/29/2014 23:58:00

 子どもが家事のお手伝いをすることは、お母さんにとって喜ばしいことである。子どもにとっても、たくましく生きるための基盤となる。
 だが、親は子どもは何もできないと思って家事の大切な部分を任せていない。 しかし、小学校の中学年にもなると、母親の想像以上に様々な力を発揮することがある。
 子どもが何か手伝おうとした時に「余計なことはしなくていい。勉強しておきなさい」と言いたくなる。 実際に子どもに任せると時間がかかり余計なことになるからである。最初は、経験していないので時間がかかるのは当たり前。 何度も練習を重ねると上手になる。余計な時間になっても子どもにとっては、自分の存在価値を見つめ、次にもっと頑張ろうとする意欲が育つ。
 また、「やってもらって助かった」の一言は、子どもにとってはうれしいご褒美で次へのエネルギーと自尊感情が育つ。 子どもと相談して、子どもが継続して取り組める家事を任せてはどうだろうか。

44 失敗の積み重ね 04/30/2014 23:54:00

 子どもが何か新しいことをはじめようとすると、お母さんは心配して、つい口や手が出てしまう。
 この事を繰り返すと、子どもはお母さんの態度から自分は何をしても失敗してしまうのではと疑心暗鬼になる。 さらに、失敗を恐れて無気力になり、何もできない子に育つ。人は何かを始める時、いつも成功するとは限らない。 だからと言って何もしない方がもっと問題。
 子どもは、失敗を積み重ねてそこから新しいことを学んで成長する。 子どもにあえて失敗する機会を与えて、失敗しても次に頑張れば良いと思わせることがたくましく生きる子に結び付く。

45 視点を変える 05/01/2014 20:44:00

 子どもは寄り道や冒険が大好きである。新しい事に出会う喜びと驚きを期待している。 子どもの知的好奇心を豊かにするためには、お母さんも何事にも興味を示して欲しい。
 いつもと同じ場所にいつもと同じ道を通るのを止めて、違う場所や、少し遠回りになっても違った道を通ると新しい発見がある。 「これは何でしょう」「こんな所にあった」とものの見方についてアドバイスする事も大切である。
 物事を固定的に見てしまわないように日頃から上下左右、遠近と視点を変えて観る。 その結果、子どもの頭脳が柔軟に働き創造力を高める。 白紙状態の子どもの脳を固定化しないためにも、視点を変える機会を多く作る事を意識して欲しい。

46 中断 05/02/2014 20:27:00

 朝ドラでの番組終了時は、次にどうなるのか気になる場面で終了。クイズやゲーム番組でも、結果公表の前にコマーシャル。 結果が発表される前に中断されると課題に対する興味関心が倍増する。
 この心理は、子どもの学習意欲に利用出来る。興味を持っているからといって、何事も最後まで取り組ませると飽きてしまう。 実験の準備だけして、次は実験予告で終わると実験への意欲が高まり、これまでの学習内容もしっかりと覚えている。 絵本の読み聞かせも最後まで読まないで続きは明日と中断すると、次の日まで、それまでのストーリーを覚えている。
 子どもの持続力や学習意欲を高めるために中断効果を活用するのも一つの方法である。

47 生活リズム 05/03/2014 21:49:00

 安定した生活リズムの基本は、規則正しい「食事」・「運動」・「睡眠」。
 朝食抜きの子どもは、脳の働きが悪くなりIQが低くなり、規則正しく朝食をとっている子どもはIQが高い事が事例研究で明らかになている。 同時に、3歳頃まで砂糖や脂肪を多く取りすぎると同様の傾向がある。バランスのある食事が大切である。
 良い眠りの場合も、記憶の定着やひらめきを促進する。
 このことから、学習以前に大切な事は、規則正しい生活のリズムを整える事である。
 「早寝、早起き、朝ご飯」は頭のいい子に育つアイテムである。

48 根っこを育てる 05/04/2014 22:04:00

 (幼稚園児は、遊んでばかりでいいなあ)と小学校から隣接する幼稚園を眺めていた。この考えは、数年経って大きな誤りだと気付く。
 子どもの成長と遊びは密接な関係がある。5歳までは脳の発達が急速に進み遊びを通して様々な刺激を受けて脳が発達する。 遊びは、見たり、聞いたり、手で触れたり、においをかぐなどフルに五感を使う。
 人とのかかわりでも遊びは大切である。何人かの幼児が砂場で遊んでいるが、互いに協力して遊んでいる訳でもない。 自分だけの世界で一人遊びをしているだけである。ひとり一人が勝手に遊んでいる段階から、隣の遊びを真似をしたり、他の子どもとの接触を試みる段階へ進む。
 この頃になると、他人が使っているものを平気で使ってトラブルが始まる。 これは、人間関係の始まりでもある。
 遊びは、学習能力の基盤と共に、運動神経や手先の器用さ、危険から身を守る方法など人が生きていくための根っこを培っている。

49 机に座る 05/05/2014 23:30:00

 子どもには、決まった時簡に勉強を始める習慣がついて欲しい。 習慣がつくまでは、毎日同じ時間に同じ場所で行うことが出来る環境作りを整えることが重要である。
 年齢的には、小さい頃の方が上手くいく。
 先ずは,机に座ることから始める。机に座っていれば何をしてもかまわない。 毎日一定の時間に机に座ること。勉強は発達段階を考慮して、はじめは30分位からでの良い。
 机は勉強部屋に限らない。次に気が散らない環境を整えること(机の上に漫画やゲームなど置かない)。 そして、誰かに見られていることが大切である。

50 NGの声かけ 05/06/2014 20:03:00

 何気なく言っている言葉が知らない間に子どものやる気を無くしてまうことがある。
「◯◯ちゃんはできるのに、何であなたはできないの?」
「◯◯になってもしらないよ」
「バカじゃないの?」
「宿題をやらないとお父さんに怒られるよ」
「うちの子、算数がだめなのよ」
「しょうがないなあ。今日だけよ」
「いつもこうだったらいいのに」
「最初からこうすれば良かったのに」
「90点すごいね。後10点で100点だったね」
など人と比較したり、苦手なことを取り上げて、人格全てを否定しない。
 出来ないことは子ども自身が一番知っている。出来ていないことを注意するよりも、なぜ出来ないのかを一緒に考えることが大切。

 

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