子育てコラム

山ちゃんの 子育てコラム集

 「山ちゃんのブログ」に掲載した【子育てコラム】を集めてみました。

51 何のための勉強 05/07/2014 23:33:00

「何のために勉強するの」と聞かれたら、「自分の力で生活するため」と答える。
 自分で生活するためには、「食べる」「家に住む」「身を整える」ことが必要。
 そのためには、自分の力でお金を稼がなければならない。大人になれば、誰からもお金はもらえない。 お金を稼ぐためには働く。働くためには、計算したり、書いたり、作ったり、調べたりする国語や算数、社会、理科、体育、音楽、図工、道徳などの知識が必要。
 働く時には、時間や約束を守ることも大切になる。また、自分とは違う様々な人と一緒に仲良く仕事をしなければならない。 その練習をしているのが学校。
 学校で勉強したり、自分と違った人と生活したり、決まりを守るのは、全て自分の力で生きるため。

52 やる気 05/08/2014 21:30:00

 やろうとしたことが出来たときの達成感(有能さへの欲求)や自分の意思で行動したこと(自律への欲求)、他人から存在を認められた(関係性への欲求)ときに「やる気」が培われる。 その土台となっているのが、自己肯定感。
 自分は大丈夫と思える感覚は生きることへの自信ともいえる。 欠点や出来なかったこと、力が足りなかったときでも「自分はこれで良い」「自分は価値がある「これが私だ」と胸を張って思える感情が自己肯定感である。 子どものやる気を高めるためには、自己肯定感を高め、自分が好きだと思える子どもを育てることが重要である。

53 時間を意識 05/09/2014 22:05:00

「ようい、ドン」とかけ声をかけるだけで、時間を意識する。「今から時間を計ります」とストップウォッチを見せるだけで集中する。
 時間を計るストップウォッチ、キッチンタイマー、砂時計の機能を有効に活用して集中力や時間を意識させる取り組みを考えたい。
 学習時間、ゲームの時間管理、朝の準備、食事の時間など、どのくらい時間がかかるか予想させたり、時間を記録するのも効果的である。 ただし、時間だけを気にして雑にならないように、子どもの様子を観察しながら時間を配慮することも大切である。

54 書く力 05/10/2014 23:25:00

 子どもにとって「何でも良いから好きなことを書いて」と言われると一番悩みます。何をどのように書いて良いか分からないからです。
 遊園地に行ったり旅行をした体験を書くのは何とか書けます。しかし、楽しいことや思い出は、いつもありません。
 そこで楽しく興味を持って書く方法として、「続き話」を書かせることを推薦します。
「朝起きると、ぼくは、ようかいウオッチを腕にしていました。この時計には、1日だけ自由に使えると書いていました。ぼくは、・・」
「お母さんが困っていました。どうしたのと聞くとお母さんは、友だちから1週間赤ちゃんを預かって欲しいと頼まれたようです。わたしは、お母さんに・・・」
などと話のはじめを作って、その後の続き話を書かせます。
 子どもは自分で想像してストーリーを書きます。出来れば、お母さんと交代してお話を作ると、もっとおもしろいです。  書くことに興味を持たせることがポイントです。

55 音読 05/11/2014 21:16:00

 絵本や国語の教科書などは声に出して読むことが大切です。
 何度も何度も繰り返し音読することで、何が何処に、どのように書かれているのかを覚えます。
 その結果、授業において、登場人物の行動や情景描写について素早く反応し理解も早くなります。 すらすらと音読出来るための事前指導も大切です。
 音読に時間のかかる子や「む・か・し・む・か・し・あ・る・と・こ・ろ・に」と一文字を拾って読む子には「む・か・し・む・か・し」と読んだ後に「むかしむかし」と見本の読みを聞かせて、真似をさせて音読させる「追い込み読み」。
 「む・か・し・む・か・し」を指で囲んで心で読ませ、次に続けて読ませる「分ち読み」。
 一文が読めるようになると、その一文を一気に音読させる。
 この繰り返しを丁寧に重ねます。少しでも出来れば、音読が上手になったと誉めることで、音読に自信がつきます。

56 理科好き 05/12/2014 22:24:00

 理科好きの子どもに育てるには、昆虫に興味を持たせることをお勧めします。
 理科の分野には色々ありますが、3年生になるとモンシロ蝶の学習があります。 実際に教室で飼って、その成長を観察しながら絵に描いたり成長を記録したりします。 出来れば家庭でも昆虫の飼育にチャレンジされては如何でしょうか。
 親子で昆虫の採集に出かける。見つけた昆虫や昆虫の卵を辞典で調べる。飼育の方法を調べて飼育する。 子どもだけでしたら、飼育を3日坊主で終わったり、飼育の仕方が未熟で死なせたりします。 一緒に取り組むことで親子のコミュニケーションや自然の不思議、自然の神秘、生命力、命など豊かな学びをします。
 昆虫が苦手で触るのも嫌なお母さんもいます。 そんな時は、比較的好感の持てる昆虫から挑戦して下さい。お父さんの力を借りるのも良いです。

57 歴史好き 05/13/2014 23:25:00

 小学校6年生ではじめて歴史の勉強が始まります。この時点で、歴史に興味感心を持っている男子が結構います。その要因は、家族でお城を見に行ったり、歴史漫画を見ている子です。
 大河ドラマで「軍師官衛兵」を毎回楽しみにしている子は、織田信長や豊臣秀吉をはじめ、歴史上で有名な人物を詳しく知っています。 この子どもたちは、歴史上の事柄を形式的ではなく、人間ドラマとして覚えています。
 日本の歴史上有名な人物から学ぶことが多くあります。 そのきっかけとして男子では戦国時代の武将、女子は紫式部や清少納言などの歴史漫画を読ませては如何でしょうか。

58 毎朝は笑顔で 05/14/2014 20:15:00

「行ってらっしゃい」と玄関で笑顔を見せて送り出す。時には忙しかったり、子どもを叱ったりした時には、笑顔や挨拶がいい加減になります。
 子どもの姿が見えなくなるまで送ると、子どもはもう一度振り返って「行ってきます」と言います。 子どもにとっては、朝一番のお母さんからのプレゼント。 この繰り返しで、子どもはお母さんからの愛情を確信して、安心して楽しく学校生活を送ります。
 朝どのような心理状態で家を出たかによって、勉強の集中度も違ってきます。 怒られて家を出た日はイライラして友だちとのトラブルも増えます。 朝一番に送り出す子どもには、笑顔で送り出したいものです。

59 教科書 05/15/2014 23:44:00

 新学期がはじまり、子どもたちは新しい教科書で学習をはじめています。
 教科書は、1年間を通して学習する内容です。出来れば、子どもの教科書全てに目を通して下さい。 学校で何を学ぶのか全体を把握していると、子どもの学習状況を見通すことが出来ます。
 同時に博物館や社会見学など日常生活を通して学習の支援が出来る活動を選択することが出来ます。

60 虫眼鏡 05/16/2014 21:35:00

 虫眼鏡は、不思議な世界に入るための大切なアイテム。100円ショップで売っている虫眼鏡か、もう少し倍率の高いものを子どもに与えて下さい。
 3年生で虫眼鏡を使いますが、幼稚園からでも大丈夫。 ありやダンゴムシ、砂や花など観察すると普段見過ごしている色や形、動きなど不思議な発見が沢山あります。
 自然の神秘に感動させたり、知的好奇心を持たせるためのきっかけにもなります。
 但し、太陽や強い光を虫眼鏡で見ないこと、直射日光のあたる場所に置かないことなど使い方のルールは教えて下さい。
 親子で虫眼鏡を持って公園に散歩に行くのも楽しいものです。

 

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