山ちゃんの 子育てコラム集
「山ちゃんのブログ」に掲載した【子育てコラム】を集めてみました。
11 完璧を求めない 03/27/2014 20:16:00
赤ちゃんが寝返りをすると喜び、はいはいを始めると嬉しくなり、
立ち上がった時には、すごいと歓声。よちよち歩きを始めると歩む足に合わせて手拍子。子どもが歩くまでには、
様々なステップを踏み、その都度喜びを込めて誉めています。子どもが元気に走り回る頃には、
いつの間にかこのステップを忘れてしまい、完璧を要求しています。「奇麗におもちゃが片付けられない」
「食事の時間が長い」「朝自分で起きれない」など要求したい事がいっぱい。そして、
多少出来ても親が思い描いてる達成度に至らないと、誉めるどころか叱ってしまう。この気持ちは分かりますが、
子どもは、成長の段階で出来ないのが当たり前。だから、完璧さを求めないで欲しいのです。
親の思い描いてる行動の25%出来た段階でしっかり誉めて下さい。出来なければ、
やって欲しい行動まで細かく階段を作って下さい。そして、そのスッテプ事に認めて誉める。
難しいならば、そのスッテプをもう少し低い階段に作り直す。赤ちゃんが歩き出すまでのスモールステップとその時の喜びを思い出して、
根気よく関る事が子どものやる気と意欲を引き出します。
12 大好きなお母さん 03/28/2014 22:26:00
3年生34人にお母さんの「素敵な所」を無記名でアンケートを取りました。
その結果は、
1位 優しい、誉めてくれる (10人)
2位 勉強を教えてくれる(9)
3位 料理がとっても上手、ご飯がおいしい(8)
4位 悩みを聞いてくれる、困った時に相談に乗ってくれる(6)
5位 家族のために仕事をしてくれる、がんばりやさん(5)
その他 何かを買ってくれる・厳しい・いつも楽しい・やる事をやったらゲームをさせてくれる。
でした。毎日忙しいお母さんですが、子どもを温かく育んでいる事がよく分かります。
13 お母さんに一言 03/29/2014 23:01:00
「ちょっと一言、お母さんに言いたい事」をアンケートしました。
困った事や直して欲しい事が「ない」と答えた人は34名中6人いました。
2位は 厳しい、すぐ怒る。(5人)
3位は 子どもにはダメと言っているのに自分はそれを守らない。(4人)
4位は 携帯のやり過ぎ・携帯写真に撮られる(4人)
その他、勝手に相談なしでレッスンに申し込む。ドラマの見過ぎ。欲しい物があって
「これが良い」と言ったら他の物を選ぶ。パパとけんかしないで。お小遣いをあげると言って、くれない。写真を一緒に撮ってくれない等です。
子どもから見たお母さんのイメージですが、色々な状況があってのお母さんの行動だと思います。良かったのは、
どの子もお母さんを嫌いだと思っていない事です。
14 見返りを求めない 03/30/2014 22:24:00
狭い露地を車で通っている時に対向車。車を端に寄せて、対向車を先に通した時、
相手の運転手が軽く会釈。その時に親切にして良かったと思う。同じ場面で対向車の運転手が知らんぷりして通ると
「待ってあげたのに、挨拶もしないなんて」と腹が立つ。この感情は、分かりますが親切にしてあげた見返りをはじめから期待しています。
「これまで世話をしてあげたのに」「前に力を貸してあげたのに」・・・「だから、何かしてよ」「してもらって当然でしょう」
と言うことがあります。「そんな気持ちで世話をしていたの?見返りを求めているのだったら、はじめに、その代わりに◯◯してよと言って」
と契約を交わした方がお互い納得します。対向車に会釈を期待して待機したことは本当の優しさや思いやりでしょうか。
塾に入れて高いお金を払ってるのに我が子の成績が上がらない。お稽古をさせているのに他の子のように上手にならない。
これほどまで必死で親がやってあげてるのに!、と見返りを求めて子育てをすると、子どもへの愛情が消えて、
怒りや絶望に姿を変えてしまいます。無償の愛で子育てをしたいものです。
15 誉める 03/31/2014 23:25:00
子どもを誉めることは、子どもに意欲と自尊心を培う源です。
いつも、「お前は何にも出来ないね」「ダメな子ね」と言われていると本当に自分は、ダメな子どもだと思い、
やる気や向上心が消えてしまいます。子どもとのお出かけに知人と会ったとき、知人が「かしこい子ですね」
と誉めてくれたとき、謙遜して「いいえ、うちの子はだめなんですよ」なんて子どもの目の前で話すと、子どもは、
(お母さんは私のことをダメな子だと思っている)と信じてしまいます。「有り難うございます。誉めて頂いて嬉しいです」
と答えた方が、子どもは満足します。子どもは家族から誉められるのは嬉しいです。他人から誉められるともっと嬉しいです。
ママ友同士で、お互いの子どもを誉め合う機会を作ると、お互いパッピーになります。
16 スペシャルタイム 04/01/2014 21:46:00
「子どものことは、母親が一番よく分かっている」と誰もが思っています。しかし、時として子どもの成長を見過ごすことがあります。多忙な毎日ですので、家事や他のことを考えながら子どもに接したり、母親の先走りで子どもを理解しまうからです。毎日とは言いませんが、月に数回子どもとのスペシャルタイムを取りませんか。子どもと二人だけでの時間と空間です。大事にして欲しいのは、子どもを最高のお客様として接することです。子どもにとっては、お母さんを独り占めに出来る限定した時間なのです。「ゆったりと子どもと語り合う」「子どもの素晴らしい所を探る」「子どもの思いを受け止める」などを意識することで、日頃忘れかけていた子どもの成長や素晴らしさに気付きます。
17 リフレッシュタイムを確保 04/02/2014 22:51:00
子育てに追われているお母さんは、体力的にも精神的にも疲れてしまうことがあります。「何となくイライラする」経験は誰にもあります。そんな姿を見抜くのが子どもです。「お母さんしんどいの」と聞く子もいれば、いたずらをして、お母さんの気を引く子もいます。子どもによって反応は違いますが、お母さんのイライラや心配事の数倍も子どもは敏感に感じて心配しています。大切な子育てには、お母さん自身の心の安定が大切です。夫婦で助け合ったり、ストレスを解消する時間を確保したり、育児をサポートする人に支援してもらったりと心を健康に保つことが必要です。お母さんが明るく笑顔でいることで子どもは明るく優しい子に育ちます。
18 何でもイエスは問題 04/03/2014 21:42:00
子どもの願いを何でも叶えてあげることが良いお母さんとは限りません。子どもの欲しいものを安易に買い与えたり、困った時に直ぐに手伝うことは、優しいお母さんとは言えません。長い間待つことやがまんする体験を重ねることで、欲しいものを手に入れるための努力や工夫、耐える力が培ってきます。「友だち、みんな持ってるから買って」の「みんな」の言葉にお母さんは弱く、我が子一人だけだとかわいそうだと思って要求を叶えてしまいます。「みんな」とは全員のことです。「みんなとは、誰ですか」と具体的に問うのも効果的です。子どもがものを欲しがった時には安易に与えないで、なぜそれが必要なのかについて良く話し合うことです。お金よりも心や愛情を与える方が子どもにとって大きな財産になります。
19 整理整頓 04/04/2014 23:18:00
新1年生の子どもで、机の中や身の回りをいつも奇麗にしている子どもがいました。どうして整理整頓が身についたのか、個人懇談会の時に母親に聞いてみると、「私は、口うるさく言ったことはありません。ただ、一度お父さんの会社に連れて行き、お父さんの整理された机上や机の中を見せました」と教えて頂いた。私の父も「服をたたむ時は、端はきちんと揃える。部屋の掃除は、角のほこりがなくなるまで気を配る」といつも見本を見せて黙々と掃除をしていました。「軍隊の時に、靴に少しでも汚れが付いていたら上官に殴られていた」が口ぐせでした。私には、「奇麗にしなさい」と口うるさく言わなかったが、率先垂範して見本を見せたり、間接的に注意をされていたので自然と整理整頓の仕方などが身に付いたと思います。私は整理整頓が苦手だから、子どもには上手くアドバイスが出来ないと思われているならば、どうすれば整理整頓が出来るか親子で方法を考えて、一緒にやってみる。上手く出来なければ、方法を修正して再チャレンジするなど共同作業を楽しんでは如何でしょうか。
20 期待 04/05/2014 23:50:00
我が子に対する理想や夢は誰もが持っているものです。自分が達成出来なかった夢を我が子を通して果たそうとするあまり、親の理想や夢を子どもに押し付けることがあります。この気持ちが強くなるほど、子どもの生き方を奪ってしまいます。親の理想通りに育たなかったと失望する必要もありません。選択肢を沢山作るのは親の役目で、どの道に歩むのかは子ども自身が決めことです。